05. プライベートキャッシュ

'use cache: private'を使用してcookies()、headers()などのランタイムAPIにアクセスしながらキャッシュする方法を示します。

概念

通常のuse cacheでは、cookies()headers()などのランタイムAPIを使用できません。

'use cache: private'を使用すると、これらのAPIにアクセスしながらもキャッシュを有効にできます。

キャッシュはユーザーごとに分離され、プライバシーが保護されます。

ユーザー情報(cookies)

'use cache: private'でcookiesにアクセス

実用

デバイス情報(headers)

'use cache: private'でheadersにアクセス

実用

ユーザー名設定

cookieに値を設定してキャッシュの動作を確認

実用

use cacheとの違い

通常のuse cacheでは使えない機能

実用
❌ use cache
  • • cookies()使用不可
  • • headers()使用不可
  • • searchParams使用不可
  • • 全ユーザーで共有
✅ 'use cache: private'
  • • cookies()使用可能
  • • headers()使用可能
  • • searchParams使用可能
  • • ユーザーごとに分離

試してみよう

  1. 各カードのキャッシュ時刻を確認してください。
  2. ユーザー名を設定し、ユーザー情報カードが更新されることを確認してください。
  3. ページをリロードしても、キャッシュ時刻が変わらないことを確認してください。
  4. 別のブラウザやシークレットモードで開くと、異なるキャッシュが使われることを確認できます。